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大きな挑戦の
ファーストステップ。
「魅せる工場」への変革を
めざした業務改善。

CASE STUDY

属人的な仕事からの脱却。それは5S活動から始まった。

プラスチックボトルの生産機「ストレッチブロー成形機」や付属機器の企画・開発・製造・販売を手がける、長野県小諸市の日精エー・エス・ビー機械。同社では近年、仕事の標準化や効率化が大きな課題となっていた。特に生産性が停滞する原因となっていたのが、属人的な仕事の進め方である。それぞれの作業者が感覚的な判断に頼って業務を行う場面が多く、組立の手順も人によって違っていた。そうした状況で、2015年4月から1年半にわたって導入されたのが、OJTソリューションズの「改善眼プログラム〈ベーシック〉」である。商談に訪れるお客様が安心して仕事を依頼したいと思えるような、「魅せる工場」に変革することをめざし、業務改善を進めていった。
5S活動としてまず行ったのが、「5Sレベル評価シート」の記入を習慣化し、改善に対する社員の自覚を促すこと。決められた課題を毎週月曜日に一斉に実施し、さらに集合研修の成果を発表する場を設けるなどして、職場の一体感を高めていった。また、5Sによって作業環境を整えた上で行ったのが、工程の見直しである。JITの追求によって部品の出庫量や出庫タイミングを調整し、現場業務の可視化を進めていった。部品の出庫時間が明確になることにより、自然と組立のリードタイムが上がる。そのような好循環が生まれ、生産工程が整理されていった。

導入実績

導入実績

大型機の生産能力が、月産2台から8台以上に。

大型機の生産能力が、月産2台から8台以上に。
作業環境の改善や工程の見直しとともに行われたのが、組立手順の改善である。定点観測の結果をふまえて動作分析を実施。作業要領書の作成を各担当者に徹底し、モデル職場以外の工程にも横展開していった。また、本社工場のリードタイム短縮のために行われたのが、電気組立の外段取り化である。電気ユニットの配線作業をできるだけ関連工場で行ってから納入することにし、本社工場のリードタイムを35%短縮することに成功した。
こうした一連の改善が、日精エー・エス・ビー機械の生産現場にどのような成果をもたらしたのだろうか。大きな変化と言えるのが、大型機の組立工数(トータルの日数)が半減し、工場内の作業が3分の1に短縮されたこと。月産2台にとどまっていた大型機の生産能力を8台以上に向上させることに成功した。また、組立の生産性が上がった結果、設計・調達の重要性が再認識され、これまでは見えにくかった上流工程の問題点が浮き彫りになったことも大きな成果である。全体最適につながるステップアップとなった。自律的に改善を続けられる組織へと変わるきっかけとなった、改善プログラム。会社の未来を見据えた挑戦は、社員たちによって現在も継続されている。

CORPORATE DATA

  • 社名/日精エー・エス・ビー機械(株)
  • 所在地/長野県小諸市4586-3
  • 設立/1978年
  • 資本金/38億6090万5500円
  • 従業員数/1,938名(2019年9月30日現在)
  • 事業内容/ペットボトルなど、プラスチックボトルの生産機「ストレッチブロー成形機」、金型、付属機器、部品の企画・開発・製造および販売